キャビネット工場見学レポート
先日ワシントン州のキャビネットメーカー、キャニオンクリークの工場・ショールームへ招待していただきました。キャニオンクリーク本社・工場は弊社から車で約 1 時間北上したモンロー市にあります。
とても大きなビルの中へ入るとウェルカムボードがお出迎えしてくれました。なんとも嬉しい歓迎です。
まずは工場内見学です。残念ながら工場内は写真撮影 NG だったのですが、中はとても広く、老若男女たくさんの人が 1 つ 1 つの工程に手作業で携わっていました。まず工場内に入ると、これからキャビネットへと加工される様々な種類の木材がおいてありとてもいい匂いがしました。また特に印象的だったのは、キャビネットをペイントする工程でした。キャニオンクリークのキャビネットは有害物質の放出がないペンキを使用しているので、工場内でペイント作業する従業員はマスクをしていませんでした。またペイントの色は毎日品質チェックを行い、色に違いがでないようにしているそうです。キッチンキャビネットだけに留まらず、クローゼットやメディアセンター等に使用するカスタムメイドのサイズ、形、色等、どんなお客様の要望にも応えられるキャビネットを作っています。
また、キャビネットが作られお客様の手元に届くまできちんと品質を保てるよう、出荷する際の梱包はキャビネットのサイズ、形に合ったものを自社生産して配送段階でのダメージが無いようにしています。
続いて工場併設のショールームへ案内していただきました。アメリカならではのカントリー調なキッチンからラインのすっきりしたモダンなキッチンや高級感溢れるキッチンまでたくさんのキッチンがありました。
全体的なラインがすっきりしたモダンなキッチンはやっぱりかっこいいですね!
最近は上下のキャビネットの色を変えたり、一部を色違いにしたスタイルがはやっているそうです。
またキャビネットの奥行きを敢えて揃えずに、見た目に立体感をだした個性的なスタイルも人気だそう。
ホワイトのキッチンはやっぱり多くの奥様方達の皆の憧れです。
最近はお鍋やお皿を引き出しに収納するスタイルが多くなって来ていますが、何枚もお皿が重なっていたり重いものを取り出す場合は使い勝手が悪かったり腰を痛めてしまったりすることもあります。そんな悩みを解消してくれるのがロールアウトタイプの収納です。(写真下・右)こちらはドアを開けて台を引っ張り出すので、引き出し収納のように下のほうにあるものを取り出す場合に上に載っているものを一々出して・・・という過程が省け、横からも出し入れできるので使い勝手も引き出しタイプに比べて格段に上がります。もちろん重いものを乗せても大丈夫!毎日キッチンを使う主婦目線で様々なアイディアを提供してくれるのもカスタムキャビネット会社だからこそ。毎日使う場所だから満足のいくキッチンは住宅購入の際の大きなポイントになりますね。
また通常キャビネット上部はモールディングでフレームを入れますが、下部はキャビネットの底が丸見えの場合がほとんど。そこでキャビネットの上部と下部両方にフレーミングし、キャビネット全体のバランスを整えることでキッチン全体に統一感が生まれ高級感もグッと上がります。下部のフレーム部分の後ろに小さなライトを付けたりして、手元に明かりが必要なキッチンの使い勝手が更に UP します。
キャビネットのアクセントになるコーベルやモールディングも様々な種類があります。キャビネットに足を付けることでシンプルなキャビネットもおしゃれな家具に大変身!日本の輸入住宅ではまだまだ金色の変哲のない取っ手が多いですが、取っ手を変えるだけでもキッチン全体の印象が全然変わってきます。細長いすっきりラインの取っ手や、ギャルの携帯かと思うほどのデコラティブな取っ手、アンティーク調のキッチンに合いそうな落ち着いた雰囲気の取っ手等、お客様の好みに合った取っ手をコーディネイトするお手伝いもしてくれます。
最後にキャニオンクリークはキッチンキャビネットだけではなくカスタムクローゼットやパントリーにも力を入れているそうです。地震の多い日本では、タンスを置くよりも建て付けのクローゼットがの方が万が一の災害の際に家具が倒れたりする危険度が抑えられるので住宅としての価値も上がるのではないでしょうか?
日本からお越しの際はキャニオンクリークの交渉・ショールーム見学へご案内いたしますのでぜひお問い合わせ下さい。