2017 Street of Dreamsレポート
最新の北米輸入住宅情報を知るなら、Street of Dreamsは必見です。
第1段、第2段から時間が空いてしまいましたが、レポート第3段をお届けします。
3軒目の「NEVEAH」は、子供達からおじいちゃん、おばあちゃんまで、
複数世帯が1軒の家で、ほどよい距離感と近さのバランスをうまく取りながら生活できるように、
そこに住む家族を中心に考えられた間取りやデザインが魅力的です。
日本でも、最近の若者は・・・と言うフレーズがよくささやかれますが、
アメリカのミレニアル世代も、高校卒業と同時に一人暮らしを始める従来の世代と全く違い、
高校を卒業しても親と同居する人が増えています。
そんな新しい家族の形が形成されている中で、これからの時勢を見据えた住宅という印象でした。
2つあるキッチンや、各部屋の個別バスルームなど、個人のスペースを尊重しながらも、
Great Roomやレクレーションルーム、シアタールーム、音楽部屋など、
友達が集まったり、家族が一緒に時間を過ごすためのスペースもしっかり確保。
床は流行りのBarn Woodで統一し、Barn Doorなども取り入れて、
Farmhouseスタイルのトレンドにものっています。
アメリカならではの広さを存分に生かした間取りは、日本の2世帯住宅に取り入れられるか難しい所ですが、
核家族化して、家庭というコミュニティが崩れてきてしまった現代で、
大家族がお互いに助け合って暮らせるデザインのヒントがあるかもしれません。