イタリアの風 ~ベネチア編~
先日、イタリアへ研修に行ってまいりました。イタリアの風 “第一弾” として今回訪れた 4都市の中から先ず最初にベネチアをご紹介させていただきます。
私自身、アメリカ生活が 18年になりますが、比較的歴史の短いアメリカと比較するとイタリアの歴史の奥深さと、ローマ帝国時代の計り知れない財力と権力を体で感じさせられる事となりました。
サンタ・ルチア駅を背中にし、左手にあるスカルツィ橋を渡ると最初に見えてくる『水の都』と呼ばれるベネチアの象徴的な町並みをご覧ください。
ベネチア本島の中心を大運河 カナル・グランデ が流れています。ベネチアは運河の街であり、本土全体が小さな島々からできています。一般車両は島内に入る事ができず、交通機関はヴァポレットという水上バスか、モトスカーフィという水上タクシーでの移動となります。ゴンドラと呼ばれる手漕ぎの舟が有名ですが、現在は観光用として利用されています。
一度、街の中に足を踏み入れると細い路地がいくつもありまるで迷路のようになっています。地図なしでは目的地に歩いて到着するのは至難の業です。
人同士がすれ違うのも困難なほど細い路地が街中に存在します。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
1630 年に建設されたバロック様式の傑作とも言われ、丸い大きなクーポラが特徴的です。
サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
こちらは 14~15 世紀に建てられたゴシック様式の教会です。
こちらはアーチ窓が印象的な 3階建てルネッサンス様式のヴェンドラミン・カレルジ宮。
世界的な作曲家として有名なワーグナーは 1883 年にここで亡くなりました。
サン・マルコ広場
サン・マルコ寺院を背にして、右側が政庁 (行政長官府)、正面がコッレール博物館、そして左側が新政庁となります。
鐘楼
高さは 96.8m あります。エレベーターで屋上まで昇れ、街を一望する事が出来ます。
時計塔
トップには二人のムーア人 (ブロンズ像) が巨大な鐘を打って時を告げてくれます。
ドゥカーレ宮殿
2階の大評議の間には、世界最大の油絵といわれている 7m x 22m もあるティントレットの『天国』が飾られています。
リアルト橋
ベネチアで最も有名とされている橋。橋の両側にはたくさんのショップが並びます。
仮面舞踏会には欠かす事のできない色とりどりの華やかな仮面や、ベネチアンガラス細工などの工芸品などが購入できます。
近くには魚市場もあり、新鮮な魚介類が並んでいます。これらの魚介類を食せるレストランも多数あります。